遠方から近方にかけて、視力の落ち込みが少なく
特に遠方から中間距離まで自然に見えます
- 焦点の合う領域を広げる眼内レンズ
- 遠方から中間距離まで自然に見える
- 夜の見え方の質が高い
- 良好なコントラスト感度
EDOF(イードフ)レンズとは?
EDOF(Expanded Depth of Field)眼内レンズとは、焦点を結ぶ距離が広いレンズです。
今までの多焦点眼内レンズの多くは、回折現象を利用して遠くと近くに焦点を分配し、遠近両用とするものでした。しかしこれにより夜間に光の周りにリングが見えたり、まぶしく見えたりするグレア・ハローという現象が課題でした。EDOF(イードフ)レンズは、独自の理論に基づき焦点の領域を広げる構造になっているため、ハロー・グレアが軽減され、夜間もより自然な見え方になっています。
当院で現在取り扱っているレンズはSymfony(シンフォニー)とMiniwell(ミニウェル)の2種類です。
※シンフォニーはエシェレット回折型です。
シンフォニー
ミニウェル
今までの多焦点眼内レンズとどこが違うの?
主な違いは、遠方から近方にかけて、視力の落ち込みが少なく、特に遠方から中間の距離(50~80cmくらい)まで自然に見えることです。
読書など手元を見る時は、眼鏡をかけてもよい人におすすめします。
<視力の推移比較>
夜の見え方に高い満足度!
グレアやハローが少し残るものの、他の多焦点レンズに比べて軽減され、単焦点眼内レンズとほぼ同等レベルと報告されています。
夜間の見え方において、強い不満を訴えた患者様は3%未満という統計もあり、EDOFレンズを選ばれたほとんどの方が満足されています。
グレア・ハローとは・・・
夜間に光を非常に眩しく感じる症状をグレア、光のまわりにぼやけた光のリングが見える症状をハローと呼びます。
■シミュレーションによる比較画像

他の多焦点レンズ

EDOFレンズ

単焦点レンズ
多焦点眼内レンズはレンズの構造上、単焦点眼内レンズに比べて見え方の質が落ちたり、グレア・ハローといった光のにじみもより強く出たりすることがありますが、EDOFレンズは単焦点眼内レンズとほぼ同様の見え方と言われています。
どんな人に向いているの?
- 夜の運転が比較的多い(グレア・ハローを気にしている)
- パソコンや料理など70~50cmくらいの距離を大切にしている
- 長時間の読書などは眼鏡をかけても良い
- 角膜に乱視がある(軽度~中等度)
シンフォニーとミニウェルの違い
シンフォニー
- 乱視矯正も可能
- 着色・非着色が選べる
- アメリカ製
ミニウェル
- 乱視矯正も可能
- よりグレア・ハローが少ない
- 度数の制作範囲が広い
- イタリア製
手術費用
レンズの種類によって費用は異なります。